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人生20歳からが始まりだと思え

ここ何日も自分の体にたまっている言葉を書き起こそうとしているのだけれど、なかなかまとまらない。何回も書いては放置、書いては放置を繰り返している。今は無感情なのだろうか、だから言葉にできないのだろうか。今また言語化をするためにこうしてパソコンと向き合っている。

 

心の赴くままに

日曜に家を出てからしばらく、心の赴くままに動いてみた。言葉通り、あっちこっちを移動した。その際に消えていくお金には何にも気に欠けない。さらには食べたいと思ったらどんなご飯だろうとケチらず食べる。そういう方向に舵を切ってみたものの数日で限界を迎えた。確かに心の赴くままに動いてみると面白い結果が待っていたのは本当だ。

 

ある日、大宮で目覚めた僕は北を目指して歩き続けた。途中いろいろな事を考える。「過去も未来もない、あるのは今この瞬間だけだ」「激流に身を任せる」「何をやってもいいし何をしなくてもいい」「今起きていることはベストタイミングなんだ」「全ては許されている」等々の言葉が頭を支配していく。たぶんある意味真理をつかみ始めたのかもしれない。これらの言葉は間違っていない。むしろ的を得ていると思う。しかし前の記事でも書いた通り、まだ僕は何をしたいのか何がきっかけで動きが加速するのか全く自覚がない。

 

 

hasheem32.hatenablog.com

 

 

かといって自らを無理矢理動かすのでは今までの生き方と同じだ。すべてはベストタイミング、その言葉を信じて、そして何よりも自分の可能性を信じていくこと、今の自分にはそれしかできないのかもしれないと思っている。そんなことを考えながら大宮から桶川まで歩いた。心の赴くままに歩いた結果、次は心の赴くままに電車に乗ってなぜか熊谷で降りた。

自分でもわけがわからない。と同時に、全く先の見えない恐怖のような感覚が待っていた。これが本当にベストタイミングなのか??これといった行動をしていない自分に何の意味がある??頭の中で呼びかけてくる声。まだその答えはわからないと自らの心に返事をし、気づいたら今度は秩父にいた。

 

停滞感に悩みを抱えていた僕は秩父の自然に圧倒され、すべてがどうでもよくなる。「ああ、今日はこの瞬間のためにあったんだな」と思う。

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次の日、小田原、沼津と訳の分からない移動をしていた。抱えている悩みは前日と同じだ。この彷徨いに先はあるのか。ここでも静岡の海に救われる。

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風と波の音、鳥の鳴き声、壮大な富士山。海岸沿いを歌いながら歩き黄昏ることに成功した。あの瞬間も最高だった。

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ちょうど残金が少なくなってきたのと同時に、これ以上移動したところでやりたいことはない、行きたいところはないことをひしひしと感じ東京に戻って今に至る。確かに心の赴くままに体を動かすのはめちゃくちゃに大事だと思う。しかし、お金を持っていない&お金を使うのが下手糞な僕は、これ以上移動費を消費してやりたいことはもうなかった。お金が消えていくくらいなら何もしない方がましだ、という方に舵を切ってしまう。この感情はまるで自転車の旅をしていたラストの方の記憶に似ている。やりたいことは特にないのに、旅という名目で進み続ける。何かが違うのだ。自分を満たしてあげるためにするべきことはそこじゃない。今のテーマは「自分をどうしたら楽しませることが出来るか」である。お金をかけて楽しいならそれでよい。お金をかけないで楽しめることがあるならさらに良い。たぶん今の自分は退屈しているんだと思う。しかしそれを打破するのが何なのかにはまだ気づいていない。取りあえず適当に移動することは違うと分かった。いい発見だ。

 

 人生20歳からが始まりだと思え

実家の4階は物置小屋になっているのだがそこに置かれている布団で寝ている。自らを「文京のハックルベリーフィン」と名乗っている。なんだか新しい気分だ。少しだけ謙虚な気持ちで家の中で暮らすことが出来ている。さて、次は群馬だ。やっぱりあの場所が魅力的なのだろうか、頭の中から離れない。しかし今のまま行ってもまた負ける気がする。プランを立てるのか、原チャリを買うのか、どの答えを自らが選択するのか。可能性の幅はまだまだ広がっている。本格的に社会のレールとやらからズレて言い訳できない状態に身を置き始めてから10日程度。まだまだここからだ。この間会った人から言われた言葉を思い出す。

「人生20歳からが始まりだと思え」

とても今の自分に勇気を与えてくれる言葉だと思った。その人もこの言葉をおじいちゃんから言われたらしい。父は偉大という言葉はあるが、祖父も偉大な事を忘れてはいけない。

なるほど、言葉の通り行くとまだ俺は2歳と2か月だ。何も出来なくて、何もわからなくて当然だ。足が立つようになって、少しあーあー言い始めたぐらいじゃないか。まずは焦らず、今を楽しんで。自分をめいいっぱい信じてあげて。あとは自分を流れに任せてあげるだけ。その先に見える景色はまだわからない。2歳と2か月の成人男性は吸収力と爆発力を信じ、今日も一日を生きる。

 

つづく、、、!