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合理性をぶっとばせ!!

 今日は新宿周辺でアカペラのメンバーたちと再会を果たした。社会人になって1ヶ月が経つものの、やったことはラーメンを食べ、ウインドウショッピングをするという学生の時と変わらない。もともとこのメンバーとは酒は飲まない。夜遊びはしない。イキって街中を歩くことはない。いい奴らが揃っている。どこか優しい雰囲気が漂っているこの感じがとても好きだ。久しぶりに会ってそんなことを思いながら、(他人事ながら)ちょっといい感じの出来事に遭遇する。

 

 

hasheem32.hatenablog.com

 


 話は初任給へと移る。みんなの額を聞いておったまげる。みんなが稼いでいる間に、逆にドンドンお金をすり減らす方向にシフトしている僕は圧倒されっぱなしだった。初任給で親に何かあげる的なサムシングができない僕は、皿を洗う、洗濯をする、ご飯を作る、掃除をする、一緒に山に行くなどの体を張る系の事しか出来ていない。いつか初任給なるものを手に入れたら、何をあげようかな~なんて考える。父には、(英語が好きなので)海外旅行を、母には、(ちょうどこの間欲しいと言っていたので)イヤホンを、あげたら良さげかもしれない。しかし初任給でなくても、いつでもプレゼントフォーユーできることに気づく。しかもその機会は意外と近い気がする。なんかそんな感じがする。(プレゼントできないかもしれない!!)しかし、お金の工面の仕方はわからない!

 

 

 

メンバーの1人のY君が「初任給を特に使っていない」ということを話し、みんなで(勝手に)彼の初任給で彼の両親にプレゼントするものを探す旅に出た。デパートの地下を歩き回り、いい感じのケーキを探す。伊勢丹にて最終的にとてもいい感じの店員さんのいる店にたどり着き、そこでどデカイチョコケーキを彼は買う。メッセージプレートにも手書きで両親へ感謝の言葉を書く。その様子を僕たちは動画に撮る。お店の人を含めた5人くらいの中でいい雰囲気が流れる。始まりはとても軽いノリで(半ば強制的に)始まったが、結果としてとてもいい感じの時間が流れていた気がする。Y君の金は減ったが、いいお金の使い方になっていた。ちなみにY君のお母さんとは僕たちも面識があり、いや、面識どころかとてもお世話になっている。撮った動画はメンバーを通じて恐らくお母さんのもとに届いている。この感じもなんかいい。自分にとっては(人の多さ、街頭のぐちゃっと感から)魔都とも言える新宿でこんなほっこりするストーリーができるとは思わなかった。

 

 

 

合理性をぶっ飛ばせ!!

 

hasheem32.hatenablog.com

 


 今群馬県に向かう電車の中でこの文章を書いている。新宿から高崎まで約2000円かかる。全所持金は20000円ちょっとだ。実は父も今回車で群馬県に行っている。今日の用事を、「みんなとはまた会えるから」という理由でキャンセルして父とともに車で群馬に行けば電車代も宿泊代もかからない。今日のこの集いはこれから先何回もある気がするので、キャンセルすることも可能だった。答えは即決で「金とか関係なしにみんなと会います!」だった。心は久し振りにみんなに会いたがっていた。心の声に従うことに間違いはない。結果、とても素晴らしい時間を送ることができた。

 


最近はこの心の声に委ねるのがキーだと思っている。人と会って「所持金が20000です!これからどうなるかわかりません!」的なことを話すと、「その20000円であとどれくらい生きれるの?やばくない?餓死するよ?」と言われることが多々ある。僕はクソガキなので「は?死なねーし!!!」と心の奥底でつぶやきつつも近頃は「なるほど、この人は自分だったら20000円で何日間生き延びることができるのかが不安なんだな?」と思うようになった。

 


ちなみに今までの経験上、20000円あれば3ヶ月は生きることは余裕でできる。さらに言っちゃえばお金がなくても生きることはできるのだと思う。ここで大事なのは「20000円でどれだけ長生きするか」ではなく「この20000円をどう気持ちよく使うか」にかかっていると思う。自分の心がアガる使い方をすれば、いい形で生きて行くことができる気がする。死ぬことはない気もする。さてこの仮説は自分にとっていい方向に向かうのだろうか?実践してみて、その結果をブログでお伝えできたらいいなと思う。

 最近の実例としては、群馬の標高600mの古民家で、自然に囲まれがら榛名山を目の前にしてコーヒーが飲めたら最高だろうなと思い、コーヒーミル、コーヒーサーバー、ドリッパーなど一式を買い揃える。部屋でジャズを流すのにスマホの音だと弱いのでBluetoothスピーカーを買う。こんな感じのお金の使い方をした。

(人から見たら無駄と思えるけど)自分の心に従ったお金の使い方を1ヶ月ほど実践した結果、今の所死んでいないし、心は澄みきっている。

 


さて、ダラダラと書いていたら高崎に着きそうだ。泊まるお金がもったいないので深夜お散歩でもしながら夜を漉そうか。赤城山の古民家に着いたら何をしよう。ガーデニングからしようか、障子の張替えをしようか、壁紙を貼ってみようか、コーヒー豆を挽くところからコーヒーを作ろうか。間接照明を置いたらどうなるのだろうか。ワクワクを胸に抱き、山に向かう男がいた。。。

 


つづく!