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SASURAIなSAMURAI

 

 連日東京は猛暑が続く。どうやら天気予報によると1週間はこの晴れが続くらしい。このままだと干からびてしまう。そう思うことも多い。が、それは冷房をガンガン浴びている瞬間と、夜寝る時(僕が寝ている屋根裏の物置は半端なく暑い)ぐらいで、意外と外にいる時の方が心持ちは楽だ。暑さに慣れる。それこそがこの夏を乗り切るためのソリューションなのではないかと勝手に思っている。案外まだ風は吹いており、日陰も涼しめである。一番怯えている時は、外へ踏み出す一歩をしてない時、またはする直前の時。暑さの中に飛び込んでしまえば自ずと不安は消える。

 


 とか言っておきながら一番暑い時間帯には外にいないスタイルを貫いている。これはスペインのカミーノ巡礼の小説を読んだ時に得た知恵?なのだけれど、スペインは暑すぎて、14~19時ぐらいまではのんびりしているらしい。シエスタなんて文化もある。暑い時は適当に過ごしてビールでもやってるなんて最高だ。大事なのは「暑さをどうにかすること」よりも「暑さに逆らわずどうウェーブに乗るか」みたいな感覚であると思う。変な話、生きていくことにも通ずるところがあると思う。目の前の諸問題をどうにかすることも確かに大切かもしれないけれど、それ以上にどうやったら現状のまま波に乗れるか、我が哲学友達に言わせるなら「どう踊るか」ということになる。

 

 次の波はどんな波か。大きい波か、それとも小さい波か。波がなくただ漂うだけか。それもまたいい。流れに身を任せつつ、見たい夢を見て行くこと。しばらくはそれがキーになるのかもしれないと思う。

 

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主夫力向上中!

 日々、主夫力が向上している気がする。僕は実家に居候という形で家にいさせてもらっている。なので家事全般を担って、少ないながらにも何か貢献したいという思いを持ってやっている。お花の手入れ、部屋の掃除、料理、洗濯。基本的なサムシングはできるようになってきた。こうなると頭の中は「主夫になれないかな?」という思考に寄っていく。

 

 これからの時代?働く女性が増える。もしかしたら家事全般を女性が担うなんて世界は時代遅れになるのかもしれない。もしかしたら男がヒモになるパターンが一般化する可能性だってある。パートナーの金でパチンコに行くのではない。ただ、今まで専業主婦と言われた方たちと並行して専業主夫と呼ばれる人も増えるのではないか。僕には今のところそういう相手もいない。だからそういうことは実践できていない。だけど、男とか女とかそういう区切りが「作業をする」という点ではなくなっているようなそんなことを、皿洗いしながら思った。

 


SASURAIなSAMURAI

 勝手に奥田民生の『さすらい』をテーマソングに引っさげて、3ヶ月ぐらいさすらいの身として行きてきた。言葉の通り、あちこち地味ーに多動してみたり、正面から風を浴びてみたりしている。さすらっている。歌詞の中にある「さすらいもしないで、このまま死なねえぞ」という部分が好きだ。まだまださすらいビギナーな僕は、しばらくは死ねない。

 

 


奥田民生 - さすらい

 

 一方でずっと髪を伸ばしている。とある日、温泉に置いてあったマンガ『バガボンド』を読み、惚れた。以降サムライに憧れ、髪を伸ばしている。現在後ろで結べるくらいまでには伸びてきておりあと1ヶ月もあればロングヘアの完成である。ここに日焼け+ヒゲが揃えばもう宮本武蔵の完成となる。友達からも「すでに結構きてる」というお言葉をいただいた。武蔵はスッとした一重だ。そしてカッコいい。初めて自分が一重なことを、よかったと思った。

 

 

 さて、僕はSA”S”URAIのSA”M”URAIである。SとMを持ち合わせたバランスのとれた状態である。たしかに、自分を訳わからない状態に晒したいSな自分と、訳わからない状態に置かれてそれをどうやり抜いていこうか苦しみながら楽しんでいるMな自分がいる。サスライとサムライを結果としてかけている人間になった。

 

 この状態が案外嫌いじゃない。確かに社会的にみて地位もクソもない。金もない。パートナーもいない。この身になって初めて心から思うけれど、そんなものは「どうでもいい」の一言にふすことができる、と言ってもいいのかもしれない。全て外側についているものを取り外した結果、僕に残ったのは、体と心と愛と歌だ。これだけは誰も奪うことはできない。これさえあれば十分である。皆さんは何が残るのだろうか。そんなことを話してみたい。あなたの奥底に眠っている宝物は何なのか、それを知りたい。

 

 と、ここまで書いて、現在まさかの身分を与えられるかもしれない、という大出世のお話がきている。この数ヶ月の流浪生活に終止符を打つ時が来るのでしょうか!乞うご期待!では!

 


つづく、、、!