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梅雨明け前の休養

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東京都は、文京区にいる。最近気づいた事がある。人間(自分だけかもしれない!)、3日目が肝であるかもしれない、ということに。例えば、放浪を開始する。初日は、高揚感と疲れで1日が過ぎる。2日目は街中で虚無。3日目は自分への問い。ここを上手いこと越えることができたら、いい感じの心持ちのまま行動を続けることができる。気がする。できないこともある。でも気がする。「3日坊主」という言葉があるけれど、逆を言えば、3日を超えられたら、その先はcomfort ゾーンだということなのかもしれない。先のことを考えるよりも、3日目。ここに意識を集中すれば、新しい世界が見える。気がする。

 

動乱の日々と、収束

 

動乱の日々をすごし、ひとときの休憩をしている。そして、また動乱の日々の中へ突っ込んでいく。そんな形を取ろうとしている。山口から、少しずつ東へきた。岡山で、友人と会い語り合った。伊豆長岡で、自然に囲まれた中宿を満喫した。群馬で、断食を試みるが死域に入り無事生還。厚木で、ジャズのセッションに呼んでいただいたき充実した。雨の季節、あちこちを移動するのは苦かな?と思っていたけれど、渦中に入ってしまえばこっちのもの。意外となんとかなるのである。恐ろしいのは、これからの暑さだ。汗が。日差しが。洗濯が。が。思えば4月にバンコクで夏を体験したようなものではあるので、これまたなんとかなってしまうのだろう。

 


移動中、ひたすら北方謙三水滸伝」シリーズを読んでいる。お金があるときは、贅沢してKindleで買って読む。基本は、移動中に図書館へ寄って、そこで読む。気づくと数時間経っている。すごい。自分もすごい。数年前まで、読書の、ドの字もなかった男が、こんなになった。新しい一面を見せちゃった。やばば。水滸伝を読んでいると、果てしなく魅力的な漢たちがでてくる。この好漢たちにくらべて、自分はまだまだである、、、とか思うくらいにはハマっている。以前、誰かが「読む本は英雄叙事詩だけで十分」みたいなことを言っていたけど、わかる気がする。これを読み返すだけでいい気がする。果たして、カッコいい好漢に俺はなれるのか!なりたい!(多分無様なことの方がこれからも多い。笑)

 

 

 

夜明けが待っている


東京での滞留が1週間に近くなる。これからまた、各地を転々とするスタイルに戻る。いくつか訪れるべきポイントは決まっていて、やりたいこともいくらかある。具体的なことはまだ言えないけれど、これからも暫く続くお話だ。とある人から頼まれた。「人からの頼みとあれば、絶対にやり遂げたい」みたいな武士道心がある。もちろんそれで破綻したことは数知れないけれど、人からの頼まれごとが好きなのである。結局この2年、思ったことの一つは、「自分のために生きるのが下手くそ」ということである。

 


夢がない。やりたいことがない。好きなこともそんなにない。探してみたけれど結局はそうだった。「強いて言えばやりたいことはあるけれど、そんなに無理しなくても良いかな〜って思ったりもするし、まあ死ぬまでにできれば御の字くらいで良いんじゃないすか〜?」ぐらいの夢や、やりたいことなら50000個ある。自分のために何かをする、的なサムシングができない。なので、もれなく病む。こいつ(⇦自分のこと)はなんなのだ、と思う。と、同時に、まあそんなもんだよなとも思う。毎日やりたいことをやって、うひょー!とかなっている自分が想像できない。やりたいことをやっていても、うだうだ言い始めるのが自分な気がする。

 


ただ、自分の好きな人のためになら動ける。しかも意気揚々と。もう少し、細かくいうと、「自分の好きな人のために活動することで、自分の中の何かが喜ぶのがわかるから、自分をよろこばせるために動ける」である。これなら、自分の為に生きることができる。好きなものがなければ、好きな人。とかなんとか言っているうちに、好きなものも見つかっちゃう。そんな気がする。側から見たら、「何を当たり前のことを(笑)」と思うかもしれないけれど、人生23年生きてみて、初めてこんなことを考えた。孤独の時間がもたらしてくれた恩恵は侮れない。この下半期は動乱の日々になるだろう。そうなる前の前夜的な休養を満喫している梅雨明けギリギリの東京である。

 

つづく。