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夕焼け小焼けでまた明日

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現在、広島バスセンターにて、名古屋行きのバスを待っている、その隙に記事を書いてしまおう!ということで、書いている。1ヶ月ぶりにシャバ(人の多いところ)に出た。僕はどちらかというとシティー育ちなので、シティー人間だとつい最近まで思っていた。面白いことに、田舎も相当好きらしい。人が少ない。若い人も見かけない。でも、静か。全てが静か。そういうところも好きだ。シティーも田舎も、どちらもハイブリッド的に人生に組み込むことで、自爆しなくなったら嬉しいなと思う。

 


とか、いってたら、バスに乗り込む時間になった!まずい、このままでは明日の朝、名古屋で、どこかのwi-fiを拾ってアップすることになる!まあそれもいいか!

 

頭の中の孤独


ぼくは、長距離移動みたいなことがとても好きである。なんか、こう、ドラマチック感がある、気がするからである。できれば、外が見える、昼間のバスや、電車が最高だ。窓を見ながら、変わっていく景色とともに、音楽を聴く。最近は山下達郎ブームが来ている。海を見ながら、「Ride on time」を聴く。じわーっと来るものがある。それがまた思い出になる。歌と記憶がリンクする。この感じがとても好きなのである。だから長距離移動が好きなのである。(無理やりまとめた!!!)

 


海で思い出したことをヒトツ。

海を見ていると、切なさを覚える。なぜなんだろう。「一夏が過ぎ去るイメージ」が頭をよぎるからだろうか。ちがう。たぶん、「海で事故があったら、どうにもならないんだろうなぁ」と思うからである。なんか泣きたくなる。誰にもわかってもらえないかもしれないが、好きなのである。

 


似たようなことを、北海道を自転車で走っている時に思った。その日は、朝早くから自転車を漕いでいて、半端ない山道を超えていた。そのあとだった。目の前に見えたのは、左手に海、右手に山、そして誰1人いない道(建物が壊れかかっている)。天気はドス曇り。頭の中では「もし、津波が来たら、逃げれなくて死ぬな。森に迷い込んだら、助けを呼べず死ぬな。」と、思った。助けなんて呼べない。どうしようもなく、ひとりなんだな。そう思った。ひとりって、切ないな。死ぬ時は、ひとりなんだな。というか、最小単位ってひとりだったんだ、家族とか、友達とか、何かしらあると思っていた。ちがう。どこまでも、自分はひとりなんだ。そう感じた。

 


ひとりであることは切ない。さみしい。でも、だから、誰かと会いたい。話したい。一緒にいたい。そう思える。そう思いたい。なかなか今世は、人と話しているようで、人と話せていない感覚を覚えることも少なくないけれど、それでも、少しでもコミュニケーションが取れると嬉しい。まだ人生捨てたもんじゃない、そう思える。

 

 

調練からのアリ視点!

 

そんなことをぶつくさ考えながら、シティーを歩いた。頭で考えすぎた後は、もちろん筋トレ。頭でっかちになった時は、体を動かすことによって、心身のバランスを取る、という、とてつもなくそれっぽい方法である。最近は北方謙三の『水滸伝』を読みすぎて、筋トレのことを「調練」と呼び始めた。今日の調練は、腹筋、腕立て、背筋、逆立ち、の4種目である。筋トレ、というと、何か、おしゃれな匂いがする。意識高い系の人たちによる、お遊び感がある。ぼくはもれなく、調練、とか言っているので、高くなれない。調練、という響きがどこか、スパルタな感じがするのはぼくだけだろうか?水滸伝にて、梁山泊の兵士たちは、下手すると死も覚悟しなければならないような調練を重ねている。ので、ぼくも、限界からプラス10回をなんとしてでも、フォームが崩れまくってもやり通すことにして、実際やりきった。

 

 

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調練メニューの最後、逆立ちをした時、脚が綺麗に揃って、「バランスが取れている!!!」と思ったのもつかの間、脚が後ろに行き、ぶっ倒れた。その時、初めて、夕日に気がついた。空がものすごく綺麗だった。ふぁー!!となった。空を見上げるのはいいなぁ。突然公園にいって、調練して、逆立ちして、とうとうアレだな、と自分でも思いそうだったけれど、空を見て、吹っ飛んだ。でっけえなぁ、と。タカ視点ならぬ、アリ視点だ。視野を広げるには、上から見るよりも、下から見上げたほうがいい。そうか、今の俺は、タカよりもアリなんだ。それもまたいい。しっかり見上げていこう。上から見下ろさず、空の広さを思い出そう。そんなことを思った、とある日だった。

 


つづく!!!